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2017-10-25

ドキドキする瞬間

この仕事をしてますとお客様から届く添付ファイルを開く瞬間がとてもドキドキです。

加工に全く問題ない物や いや~これは・・・と思う物までいろいろです。

今回紹介させていただく刻印は後者になります。

 

メールが届き お客様「ベースサイズ20㎜×20㎜内でお願いしたいです。」

 

ふむふむ、なるほど20㎜×20㎜ですね。どんなんかな~~~

添付ファイル開封の儀

 

これは細かい!え?20㎜×20㎜

ちょっと待って!無理だろう?

 

私の頭脳IQ30  Pentium III マイクロプロセッサーで解析します。

頭から煙を出しながら考えた結果

これは20㎜×20㎜では無理だという事になり、お伝えしました。

 

お客様「どのくらいの大きさなら可能ですか?」

 

またまた Pentium III 搭載の頭脳の出番です。

パソコンとにらめっこして、ソフト+今までの経験で答えを出します。

 

私「ベースサイズ30㎜×30㎜内でしたら細部まで表現できると思います。」

 

お客様「お願いします。楽しみにしています」

 

私「あ、ありがとうございます!」(プレッシャーーー!)

 

刃物はどれ使う?プログラムどうする?いろいろ考えます。

心配なのは細い溝にどれだけ革が入り込んでくれるかです。

経験から30㎜×30㎜と答えを出しましたが正直少し不安が残ります。

 

製作させていただいた刻印がこちらです。

これじゃなんだかわかりませんよね?

刻印すると↓

 

Exif_JPEG_PICTURE

おお!!いい!!これはしっかりとライオンとわかるではないか!毛並みも再現されているぞ!

 

若いときは難しいこと嫌な事からは逃げてばかりでしたが、難しいことに挑戦しないとこの世の中生きていけません。おっさんになりやっと気がつきました。無理なものは無理なのですが経験と知識でできそうなものには、できるだけ挑戦しないとと、再確認しました。

 

I様この度はご注文ありがとうございました。とても喜んでいただけて安心いたしました。

また機会がございましたらよろしくお願いします。