私が経験した機械系の製造現場の実態について書きたいと思います。
もしかしたらシリーズ化するかもしれません。
刻印の製作とはなんら関係のない話ですので興味ない方はスルーしてください。
(愚痴も多いです。)
機械系の製造業の品質管理ってどのくらい厳しいか知ってますか?
ホンダの期間工や精密金型の会社など製造業に長年携わってきましたが、品質ってものすごい厳しいんです。
いいものができて当たり前の世界です。
不良品を作ったら言い訳は通用しません。問答無用で怒られます。
運が悪いと朝礼や会議でさらし者です。
ただこれ冷静に考えるとおかしいんですよ。
あきらかにヒューマンエラーならわかりますが、ぼろい機械での作業や手順が決まっていない(作業者まかせ)、無理な納期での製作 それって会社側に責任ないの?って思います。
忘れられないのは、かなり難しい加工の仕事で2週間でやれとの指示があり、納期は過ぎてしまいましたが何とか納品しました。(サビ残で対応)
それから2週間後ぐらいにお客さんから電話があり
「タップが切れてない所があるから今から来て」
え?今から?東京まで?2週間も経ってるのに?(それならそんな短納期の必要ねえじゃん)
しかもそこのタップ加工俺がやったところじゃないよ・・・
など不平不満を言いながら夕方から静岡から東京に向かったのでした・・・
お客さんのところについてまず謝罪をして、タップ加工をして夜21時頃帰社したのですが、会社が閉まっていては入れないのです。
この時は本当に嫌になりましたね。
人間は洗脳されていると冷静な判断ができなくなります。
今回書いた内容は末端製造業のブラック会社だけかもしれませんが、現在の日本の製造業は利益がだしにくくなってきているのでこのようなことが頻繁におこっているかも知れません。
それが今は刻印を納品すると
お客様から「ありがとうございます」って言っていただけるんですよ!
お金ももらってありがとうまで言ってもらえるなんて本当商売冥利に尽きます。
厳しいこともありましたが、厳しい過去があって今があるわけです。
全てをパワーに変えて今後もがんばりたいと思います。
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レザークラフトをされている方、お気に入りの革製品やハンドメイド作品へのワンポイントにおすすめです。