試行錯誤をしている浮彫ペンダントトップですが、いい感じになってきました。
材質はシルバーではなく真鍮です。
細かい加工というのは製作方法はいろいろあるのですが、金属を深く彫りたいとなると機械彫刻になります。
機械彫刻にもいろいろありますが、最先端の加工方法は15万回転でまわるスピンドルにリニアでXYZが動き、振動がないように機械の周りに穴を掘って振動が伝わりにくいようにする・・・ というものです。
これだけやればかなり細かい加工もできるでしょう。しかし費用がかかり過ぎてしまいます。
費用をかけずに今より微細な加工がしたい・・・
昔、勤めていたときの社長がこんなことを言っていました。
「一つの技術や加工方法はある程度の水準までは通用するが、それ以上を目指す場合はやり方をがらっと変えないといけない。」
今までのやり方を変えないといけない ということは、技術の損切をしないとならないのです。
15万回転のスピンドルがあれば超微細加工もできるかもしれませんが、現実的ではありません。
大半の人が技術の損切というのができないのです。
当然私だって嫌ですが、新しいことに挑戦しないと未来はありません。
というわけで今回の製作したペンダントは試行錯誤をして今までと違う製作方法で作りました。
まだ改良するところが多いのですが、少し前進しました。
オーダーでペンダントを製作するか自分のブランドを立ち上げるかなどまったく決めていませんが、新しいことに挑戦するということは楽しいものです。世の中にないようなものが自分に作れたらと思っています。
神は細部に宿る。
ドイツの美術史家か建築家の言葉らしいのですが、細かい仕事をしている私には心に響きます。
とても良い言葉です。
26engrave(ニーロク エングレーブ)は低コストでオリジナルの真鍮製の刻印をオーダー製作しています。
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