焼印をするときに革の材質によっては温度が高すぎると革が溶けてしまうことがあります。
ビニール系の合皮に多い現象ですが、この時の対策を説明します。
温度が測れないと、意味がありませんのでこのような道具を用意します。
非接触の温度計です。
Amazonで1500円ほどで売っています。400度まで計測できます。
今回はこれを使用します。
レーザーを反射してしまうと安定して計測できないので真鍮をペンで黒く塗ります。
(それでもあまり安定しませんでした。接触式の温度計のレビューをこの記事の一番下に記載しました。接触式の方が良いです。)
使用した道具
100wの半田ごて
パワーコントローラー
非接触温度計
(温度計は記事の下記に紹介している タニタ 温度計 料理 グリーン TT-533 GR スティック温度計 価格1150円 こちらの方がおすすめです。)
このように版を固定して温度を測るためにペンで黒く塗ります。
(非接触温度計の場合です。)
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パワーコントローラーの目盛りを最小にします。
温度を計測すると160度ぐらいでした。
版の大きさによって温度は変わります。
この状態でビニール系の合皮に押してみます。
結果は溶けてしまいました。
もっと温度を下げたい場合はこのよう半田ごてと版を離して固定します。
温度を計測します。温度は下がりました。
この温度で押してみます。
いい感じです。
もっと温度を下げたい場合は寸切り棒を長くすれば温度は下がります。
今回は上記の温度でできましたが、革の材質により変わりますので革にあった温度を見つけてみてください。
箔押し機とこの方法で比べて検証してみましたが、箔押し機の方が温度が安定します。
半田ごてで細かい温度調整はできないと思ってください。
2018年5月29日
接触温度計が届きました!主に料理で使用するものです。250度まで計測可能です。
タニタ 温度計 料理 グリーン TT-533 GR スティック温度計 価格1150円
使用した感じは接触温度計の方が、かなり良いです。
これがあれば温度管理ができるので非常に便利です。
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