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2021-09-16

車のシート用の本革に刻印

お客様から車のシート用の本革に刻印できますか?というお問い合わせをいただきました。

ヌメ革でない革の場合は、版の大きさやデザインで変わってきます。(ベタ面が少ないデザインが良いです。)

比較的、小さく細めのデザインで刻印する方法もハンドプレス機が良いと思います。

もっと良いのは熱を加えながら(温度調整付)力も加えられるプレス機がベストだと思いますが、箔押し機はありますがプレスできる機械は私も所有しておりません。

 

今回のお客様は熱を加えながら、プレスする機械も所有しているそうですが、革により温度や押す時間が微妙に違うため、かなりむずかしいとのこと。

そのためプレスのみで刻印したいとのことで、こちらに革を送っていただき、刻印と焼印で検証してみました。

こんな感じになります。

 

ナッパレザー

ベタ面の多い版は深くは入りません。

ナッパーレザー(オレンジ)

この革は焼印も刻印もかなり難しいです。染色していることが影響しているかもしれません。

オリジナルレザー

焼印を長く押すと革がしなってしまいます。

コルクレザー

この革は刻印より焼印の方が綺麗に入りました。

ヌメ革(比較用)

全体の画像

 

刻印と焼印をしてみた感想ですが、かなり難しいです。革により刻印より焼印の方が綺麗にはいるものもあれば、その逆もあったりと・・・

プレスのみで入る革ならまだ楽ですが、熱を加える場合は条件出しがかなり大変です。

(お客様言われていることが良くわかりました。)

製作させていただいた刻印はサイズを小さめにさせていただき、ベタ面も少ないデザインで製作させていただきました。

 

↓製作させていただいた刻印です。

 

これくらいの入りで大丈夫かかなり不安でしたが、現在使用している刻印より綺麗に入るとのことで喜んでいただけました。

(リピートもいただきありがとうございます!)

刻印が入りにくい革で検討されている方がいれば参考にしてください。

ヌメ革と比較すると刻印後は目立たないのでご注意ください。

 

レザークラフト用の刻印の実験をやっています。

https://26engrave.com/category/%E5%88%BB%E5%8D%B0%E5%AE%9F%E9%A8%93

過去のオーダー製作品の見本です。

https://26engrave.com/category/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC%E8%A3%BD%E4%BD%9C%E5%93%81

 

今回の検証で使用した道具になります。↓

 

2021-08-21

プラスチックに焼印

プラスチックに焼印の実験をしてみました。

焼印というより樹脂を溶かしてへこませるというのが正しかと思います。

 

厚紙や段ボールへの焼印はこちらで紹介しております。

https://26engrave.com/blog/6270

 

プラスチックへ焼印画像になります。↓

↑少し長めに押し付けました。

 

 

わかったことですが、

・複雑な形状の部分は再現されない

・溶けた樹脂が版の細部に詰まることもある。

・綺麗に押すのは難しい

・プラスチックは簡単に溶ける

・革には綺麗に押せても樹脂には難しい。

 

今回使用した版のデザインが細かいデザインということもあり、あまりうまくできませんでした。

上下の装飾がなく、文字だけならまだよかったかも知れません。

樹脂により素材のちがいにより、溶け方も微妙に変わってくると思います。

 

浮き上がった部分をペーパーで磨けば少しは見栄えもよくなると思いますが、樹脂によっては磨いた部分の色が変わってしまう可能性もあります。

樹脂への焼印はシンプルなデザインならできると思いますが、失敗が許されないような物への焼印はおすすめいたしません。

 

余談ですが、昔子供の頃にミニ四駆のシャーシに半田ごてで穴を開けて重量を軽くしたことがあるのですが、同じような匂いがしました。

身体には良くないと思うので換気にも気を付けてください。