良くお問い合わせいただく内容で最小の文字はどのくらいまで再現できますか?
というご質問がございます。(昔にブログで書いたような・・・)
・書体により変わります。
大まかですが、ゴシック体が一番小さくできて次に明朝体、その次が筆記体です。
・文字の間隔でも変わります。
あまり文字間がないと再現できなくなります。
・革の状態で変わります。
艶がある革なら小さい文字でも刻印して読めますが、表面がざらついた革では読めません。
今回、ご注文いただいたHさまからの刻印の文字はかなり小さかったです。
Hさまはかなり刻印のことがわかっていらっしゃる方で、「小さい文字は再現できないからつぶれてもいいですよ。」と最初に言ってくださいました。
このサイズになると、革の状態で刻印しても綺麗に見えないことがあります。
よって綺麗にできます。とは言えませんでした。
ようするに人によって綺麗か綺麗でないかの判断が変わるということです。
前置きが長くなりましたが、製作させていただいた刻印がこちらです。
つやのある革
あまり艶のない革
画像だと読めますが、実際の文字はかなり小さくよーーく見ないと見えないレベルです。
このサイズですと、「必ず綺麗に見えるようにしてください!」といわれても「わかりました!」」と元気よく返事はできません。
なんにせよH様が喜んでいただけたので、良かったです。
また機会がございましたらよろしくお願いいたします!
当店の売りは細かい部分の再現性です。
細部まで元のデザインを忠実に再現いたします。
(限界はございます。)
刻印はどこで製作しても同じというわけではございません。
・製造方法(エッチング 鋳造 放電加工 切削加工など)
・使用する機械
・切削加工の場合は刃物、プログラム
・作業者の経験値
上記の内容で出来栄えが変わってきます。
当工房の刻印の彫りの深さは2.5㎜(2023.9月から2㎜→2.5㎜に変更)になります。1㎜ほどの彫り深さの刻印は角あたりの原因になるのでご注意ください。
当工房の刻印は版の厚みが基本10㎜ですので曲がったりすることはありません。
薄い版ですと曲がって反ってしまう事があるのでご注意ください。
当店で製作した完成画像をまとめました。参考にしてください。
(購入者さまの許可を得て掲載しております。)
土台の形状は基本的に四角と長方形です。
(革に押すときに位置出しがしやすくなります。デザインの形状に添った土台ですとデザインの形状により位置出しが困難になります。)
ベースのサイズで価格が決まりますので、安心してお問い合わせいただければと思います。
(完成まで1週間前後です。ご注文のタイミングで早くなる場合もございます。)
これからデザインをお考えという方はこちらを参考にしてください。
細い線や彫りの加工限界について書いています。
https://26engrave.com/blog/22894
打ち棒+焼印仕様(別途費用がかかります。)
焼印仕様
価格+1500円
打ち棒を取り付け可能にします。
打ち棒付 価格+2000円
両方の仕様だとお得です。
打ち棒+焼印仕様 価格+2500円
打ち棒は脱着可能ですので、C型クランプやハンドプレス機でも刻印可能です。
オーダーくださったお客様、ぜひSNSやブログなどで紹介してください!!
ちょっとCMです。
打刻仕様はサイズにあった太い打ち棒を付属いたします。
版の大きさに対して細い打ち棒ではうまく打刻できません。
打ち棒はネジ式なので脱着可能です。
26engrave(ニーロク エングレイブ)は低コストでオリジナルの真鍮製の刻印をオーダー製作しています。
頂いたデザインを刻印にすることも、ご要望のデザインを26engraveで製作することも可能です。(詳しくはホームページをご覧ください。)
レザークラフトをされている方、お気に入りの革製品やハンドメイド作品へのワンポイントにおすすめです。