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刻印実験

2020-07-12

神は細部に宿る3 超細かい加工 

当店の刻印は細かい部分の再現性が売りです。

それでも限界はございます。今回はその限界を超えたお話になります。

 

前からやってみたかった加工なのですが、手間と時間がかかるため試しておりませんでした。

今回良い機会でしたので、加工をしてみました。

 

製作させていただいた刻印がこちら!

どうですか?かなり細かいでしょ?革に押したものを見た時は感動しました。

彫刻の最小幅0.05㎜ほどだと思います。

 

ただこの微細加工は通常の刻印には向き、不向きがあります。

言葉ではうまく言えないのですが、抽象的な部分の再現には適していると思いますが、はっきりと再現させたい細かい部分は不向きです。

細かすぎて見えません(笑)

また時間と手間がかかるため費用がかなりかかります。

通常の刻印代 +5000円~ お見積り といったところです。

どうしてもという方はご相談ください。

この加工ができるところは国内でもそんなにないと思いますよ。

 

この素敵なデザインを描かれたI様ですが、こんな素敵な絵を描かれています。

https://www.instagram.com/kotoka_izumi/?igshid=9vw7p70dt8ft

 

私がおじさんだからかそれとも芸術に目覚めたかわかりませんが、綺麗な女性の絵はいいですね。

(多分おっさんだからだと思います・・・)

 

うまくできてうれしかったのでいっきにブログまで書きました。

今日はよく眠れそうです。おやすみなさい!

 

 

 

 

 

2019-08-26

ヌメ革でない革への刻印

タンニンで鞣されたヌメ革が綺麗に刻印できます。

ではヌメ革ではない革に刻印するとどうなるの?

ということでいろんな革で実験してみました。

 

 

この革に刻印してみます。刻印方法はハンドプレス機です。

まったく刻印できないわけではないのですが、やはり薄いです。

革により入る深さも変わってきます。

 

では焼印するとどうなるでしょうか?

こうなりました。

うーん難しい

温度が高い方が良いものもあれば高いと溶けてしまうものもあるようです。

革の製造方法なので変わってくると思います。

 

お手持ちの革が刻印できるかの見分け方ですが、

水がすーっと吸い込むか?

吸い込む場合は刻印できる可能性が高いです。

10円玉を縦にしてグリグリ押し込んで跡がつくか?

こんな感じで検証できます。